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WordPressのブロックエディターでH1やH2タグを使えないようにする方法
はじめに
WordPressサイトを納品して、クライアントにブログなどを更新していってもらう際、ブログ記事内でH1やH2タグを使用してほしくない!って時ありますよね。
ページのヘッダー部分で既にH1やH2タグを使用してしまっている場合など、いくらGoogleが「H1タグは複数使っても良い」と言っていても、やっぱりページ全体のマークアップ状況を見てブログの見出しはH3から使って欲しい!
そんな時にブロックエディターからH1やH2を選択できないように設定してしまいましょう。
[1] CSSファイルを作成
新しくCSSファイルを作成してH1とH2タグを非表示にするCSSを書きます。
//CSS [aria-label="Heading 1"], [aria-label="Heading 2"]{ display: none; } [aria-label="見出し1"], [aria-label="見出し2"]{ display: none; }
作成したCSSファイルはCSSフォルダ内などに保存しておきます。
[2] 管理画面にログインしたときだけ[1]のCSSを読み込む
WordPressにログインしている時だけ[1]で作成したCSSファイルを読み込みます。
//functions.php function admin_custom_enqueue($hook_suffix) { wp_enqueue_style('admin_style_css', get_template_directory_uri() . '/assets/css/admin-style.css'); } add_action('admin_enqueue_scripts', 'admin_custom_enqueue');
admin_enqueue_scripts
というアクションフックによって、WordPressの管理画面にログインしている時だけ自分で作成した任意のCSSファイルやJSファイルを読み込むことができます。
ちなみにJSファイルを読み込む場合は下記のような記述になります。
//functions.php function admin_custom_enqueue($hook_suffix) { wp_enqueue_script('admin_style_js', get_template_directory_uri() . '/assets/js/admin-style.js'); wp_enqueue_style('admin_style_css', get_template_directory_uri() . '/assets/css/admin-style.css'); } add_action('admin_enqueue_scripts', 'admin_custom_enqueue');
確認
上のスクリーンショットのように見出しのドロップダウン項目がH4〜H6になっていれば成功です。
これでH1見出しをめちゃくちゃに多用されることを防ぐことができます。
名古屋の Web 制作会社で 9 年半働いた後フリーランスに。中小企業のWEBサイト制作実績 100 サイト以上。ディレクション、デザイン、コーディング、WordPress 構築まで手掛けます。主にWeb系の情報をお届けします。